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もう、とうの昔に眠気は通り越して、
空は蒼白くなりつつあり、
早く寝ようと思いながらも
この時間と空の色がとても好きで、
なかなか寝付けずにいる。
…ほんの数分しか経っていないのに、
もう、朝がそこまで来てしまった。
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以前、フォトグラファーの永瀬沙世ちゃんが
「青の時間」と言う写真集を出しているのだけど、
夜と朝の間を青の時間って呼んだのは誰だったかな?
ジャン・コクトー?
岡本太郎?
…ピカソは青の時代、か。
フランスではその時間をそう呼んでいるって
話しだったかな?
とにかく、青の時間はほんの一瞬に過ぎてしまい、
儚くも感じるけれど、
特別、自分だけの世界に思えてしまう。
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空にはもう蒼さはなくなり、
逆光気味に雲が流れている。
ま、そうやって毎日が来るってことか。
「ギリギリマガジン」と題した印刷物を
発行することになりました。
彼女のふとした思い付きから始まり、
けれど、そこに込められた様々な愛情に
私も深く共感し、
写真を撮らせて頂くことになりました。
沢山の情報が載っている雑誌とは異なり、
そこには
髙山さんの想うこと感じることが
ただ純粋に書かれていて、
もしかすると誰かにとっては
何でもないようなことなのかも知れない
けれど、その言葉の中には
普段疎かにしがちな
ちょっとしたことを
大切に想う彼女の気持ちが
ビッシリと込められていて、
そんな風に過ごしたら
きっと毎日大忙し
けど、とてもとても毎日がハッピー
なんじゃないでしょうか。
そして、そこからまた新たな感情が
生まれてくるのではないかと、
そんな風に私は思っています。
とにかく本気です。
本気でふざけています。
そんな印刷物が発行されたことを
ここにお知らせしたく、
どうぞ、よろしくお願い致します、と。
発行・スタイリング・テキスト 髙山エリ
ミューズ 二階堂ふみ
撮影 熊谷直子
ヘアメイク 友森理恵
デザイン 針谷建二郎
[ギリギリマガジン]
2012年8月創刊
A2版(A1サイズ2つ折)
全4ページ 500円(税込)
300部限定発行
[取扱店舗]
*その他都内書店、ギャラリーにて順次取扱予定