2012年3月15日

あぁもう

書けない。

何度も何度も書き始めては
上手く言葉にならなくて
この一ヶ月
結局何も表せないままに
なってしまった。

3月11日のことも
やはり何か言葉として伝えたいと
思ったのだけど収集が付かずで。



3月11日は仕事をしていて
そこに居た20人弱の人達と
黙祷をした。
冷たい言い方かも知れないけれど
その日はそれが私に出来る
精一杯のことだった。
けれど、震災後、気仙沼へ
何度か足を運び
そしてそこで見た景色や
出会った人達の事を
とても強く思った。

原発の事、
怖いしもう要らないでしょって思う。
でも、現状として
選択肢は無く
やるせない気持ちになる。


一年前の震災で教えられた事は
沢山あって、
だから、私は一生懸命
自分の愛するものを大切にしたいと
もうそれしかない。

いつ何が起こるかなんて
そして、いつ死んでしまうかなんて
誰も分からないんだから。



先日、やっとピナ・バウシュの映画を観て来た。
カフェ・ミュラー再演でピナ自身が踊った時
たまたま友人に誘われ観に行った。
しかも最前列で。
その時は実はあまりそこまで感情移入出来ず
とても素晴らしかったけれど
感動もしたけれど
踊りを観たというよりも
お芝居を観に行ったように感じ
少し自分の踊りに対する概念からずれて
捉えていた。
その頃は
rosasのrainの世界観が大好きだったから
ピナの世界観は私には余りにも
語り過ぎていたんだと思う。

けど、この映画を観て
ピナの艶かしい愛を感じ
またピナの踊る姿を観たいと
今更ながらピナの愛の深さを感じた。


私の大好きな人が3月12日が誕生日で
震災の次の日という事で
彼女は純粋な気持ちで誕生日を迎えられなくなった
と、そう言った。
確かに、世間は自粛ムードに包まれ
ハッピーバースデー
なんて言えない感じ。
けれど生まれて来た事
それは喜ばしい事で、
だから誕生日をお祝いする事は
何も悪い事ではない。

私は彼女に出会えて
そしてちゃんと心の底から話し合えて
その事が何よりも嬉しい事で
だから彼女が生まれて来た事
それ自体、彼女のご両親に
ありがとうとお伝えしたい気持ちで一杯で。
だから、だから、
おめでとうってお祝いした。
一日遅れたけどね。

あぁ、やっぱり
収集付かなくなった
けど、今度ばかりは
これで書き留めようと
そう思う。

とにかく
私は今ここに居れる事
大好きな人が周りに居る事
それがとてもシアワセ。