2010年5月16日

原点回帰

PARIS時代に撮った写真で脳裏から離れないものがある。

今から思えばその時の私はとても乱雑に毎日を過ごしていた。
ただただ真新しい物事に飛びつき、そして傷付いていた。

パリから戻るときそれらの写真を整理したのか、
今、東京の家の中を探しても見付からない。

今までその頃の自分を受け入れられず、
過去を封印したい一心で、
もしかしたら処分してしまったのかもしれない。

けど、今になってその写真を表に出したいと言う感情が込み上げて来た。
自分だけが傷付いていて、自分だけが辛いのだと思っていた。

そうじゃなかったんだと、その当時の事を『過去』として受け止め、
そして、『作品』であると言える自信がやっとついたのだろう。

今度実家に帰省した時、もう一度探してみよう。

押し入れの何処かに潜んでいる事を願いたい。